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タマノカンアオイ

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Asarum tamaense
ウマノスズクサ科カンアオイ属タマノカンアオイ(多摩の寒葵)
多摩丘陵に多く分布する多年草。

葵というと三つ葉葵、そう徳川家の家紋ですね。
実際にはフタバアオイと言う葉を2枚出す葵が原案だそうです。タマノカンアオイはその仲間です。
ちょっと不気味かも知れませんが花はこんな不思議な形をしています。


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受粉はハエなどの昆虫媒体で種子は飛び散らずにその場に落ちるだけだそうです。
そのため1m分布を広げるのに100年はかかるといわれています。
なかなか難儀な生態ですね(T_T)

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タマノカンアオイは絶滅危惧Ⅱ類になっていて100年後には99%の確立で絶滅していると分類されています。
写真はすべて野生の状態ですが、この分布域は緑地として保存されているので乱獲などされない限りは安全そうです。まぁ緑地公園だから保護できているのでしょうけど。。。

落葉広葉樹林の林床、特に斜面に多く、落ち葉の隙間から葵独特の葉を広げています。

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とても綺麗な花とは言えない独特な花をつけますが、葵の仲間は江戸時代から栽培が盛んでいくつかの園芸品種があるそうです。
家紋に使われるだけあって昔から馴染み深い植物だったのですね。
ちなみに蝶好きな方には有名なギフチョウ(東京都、和歌山県では絶滅)の幼虫はカンアオイ属の葉を食草としています。

昨年たまたま知ったこの植物。
1年越しでやっと記事に出来た。

この緑地では普通に見られる植物だけど限られた生息地で乱獲すれば簡単に絶滅してしまうでしょう。
昨年見た大株がなくなってる場所もありました。
大切にしていきたいですね。
by nen_randir | 2008-04-22 21:16 | Optio 750Z | Trackback | Comments(14)